視力障害克服への道

「歪みを正せば、視力障害は治るのではないか?」
40歳を過ぎた頃、身体感覚を通じ、そう思うようになった。

目が悪いのは、「目」が悪いのではない。
首より下の部分の「骨組み」に、何らかの問題があるのではないか?と。

どこが歪んでいるのか、わからない。
頚椎か、胸椎か、腰椎か、それとも心の問題か。

49歳を過ぎ、50歳になろうとしている今(2020年)、
答えに辿り着きそうな変化が、体に生じ始めた。

少々特異体質の持ち主だが、これまでの経緯と、
日々の変化の記録を記していこうと思う。

1971年、1月生まれ。
2020年5月1日現在、49歳。

私の目は、モノをひとつに視ることができない。
右目で視るものと左目で視る物が合成されずに見えている。
物心がついたときからだ。

幼稚園に入園するより前、信号を見て母に聞いた。
「花火みたいに見えるのと、丸く見えるのと、どっちが本当?」

ピンボケだと、電球の光は5寸玉の花火。
ピントを合わせると、電球は電球。しかも中心視野も周辺視野も、何もかもハッキリ見える。

見方が「二通り」だった。

ピントを合わせて正確に認識できても、問題があった。
単眼視。右目しか使っていないのである。

小学校入学当時の視力は
右目 1.5 左目 0.06。

当時の診断は遠視。
左目は斜位、廃用性の弱視。

メガネを処方されたが、わずらわしい。
かけると疲れるので、かけ続けることはできなかった。

遠視は低学年までに治さないと、治らない。
逆に言えば、高学年になるまでに治せば、治る。

そんな話を聞いたのは、とっくに大人になってからだった。