自律神経の失調

原因がわからないが症状がある、というときに「自律神経失調症ですね」と使うのが、「自律神経失調症」だと思っていた。

実際、不定愁訴(検査をしても客観的所見に乏しく、原因となる病気が見つからない状態)の診断名の逃げ道のように使われている感は否めない。

私自身が慢性的な自律神経失調症だと気づいたのは、医療系の専門学校に通うようになってからだった。

普段から医者に行かないので、診断名を言われることがない。
健康診断では何も言われないし、自律神経が失調しているとは、考えたこともなかった。

学校でいろいろ教わるうちに、自分の症状と照らし合わせるようになり、やっと気づく。
「あぁ、私こそ、根っからの自律神経失調症なのだ」と。

健康診断に行くと、毎年オールAである。
データ上はどこも悪くない、優等生。しかし現実はどうだ。

常にだるい、やる気が出ない、疲れやすい、イラつきやすい。

まず、脳への血流不足を一番に疑う。
脳幹が正常に機能していない、とも思う。

そして、背骨にねじれがあるのではないかと疑う。
腰椎か胸椎かわからない。頚椎かもしれないし、全部かもしれない。

腰椎が上に伸び、その上に胸椎が伸び、その上に頚椎が・・・と、上に昇る感覚が、最近になってわかるようになってきた。

この脊椎の「自立」が、自律神経にとって最低限の条件なのではないか?と推測する。
気を自ら上げることと、背筋を伸ばす(というより、背骨を立ち上げる)ことは同義であろうと思う。

つまり、しっかり背骨を立てれば、気落ちせず、自律神経も失調しないということ。

自律神経が整って、血行が良くなって、脳に酸素が行き渡れば、目の見えも良くなる。
さて、どこまで本当か。

私が治れば、この考えは正しい、と証明できる。
そう遠くない日であることを願う。